「昼間なら行ける」
と言うノリだけで、このイベントを知って秒で行く事を決めた。最近にしては珍しい感じの即決。
おそらくもう少し想定されていた流れは存在したのだろうが、概ね次のような進行。目次って便利だな。
目次
テンジシツプロジェクト
そもそも「テンジシツプロジェクト」とは何なのか。
施設内にある展示室を開いた場所にして、居場所と交流を提供したいという感じ……かな。
細かいのはvol.2を見てくれ!
中々面白いというか、ロゴのコンセプトがすごい好きだな~と思った次第。帰りかけにイラスト展示も拝見しました。水彩画のことが結構好きなのでうれしかった。
今回のトークセッションは映像アーカイブとして残せるなら残したいが……と言う様な感じだったので、とりあえず今回まとめておこうと思った次第。
田口清隆(映画監督)
自己紹介は主に「映画監督になるまでのルーツ」について。
調布vs田口清隆<大怪獣大暴れまつり>とはまた違った切り口で自己紹介が聞けて良かったです。なにより、温泉シャークの監督が「全国自主怪獣映画選手権」二連覇してると聞かされ「そういう繋がりなんだ!?(あの出演者!)」みたいな気持ちがあった。
たぶん絶対アーカイブにならない自己紹介もされて嬉しかったかも! 思ったけれども、田口監督って「あぁいうの」が好きなのだろうか、怪獣の造作として……になった次第。
基本、自己紹介と街に絡めた仕事、それから映像と言うまとまり。結構たっぷりに25分くらい自己紹介してたような???
山本篤(アーティスト)
休日アーティスト(※本職としては会社員になるご様子なので、分かりやすさ重視にこの表現としています)ということで、自己紹介は「田口監督と比べると……」と言う事から控えめに。
代わりと言って、「今回のトークセッションについて考えてきたこと」をほぼプレゼン形式でお話しいただきました。会社員……!(笑/途中ご自身でも「プレゼンなんですが」とおっしゃっていた)
あくまで「エンタメ」と表現されていることについて深掘りし、「entertainment」「アート」「art」と言葉の細やかなニュアンスの違いについて論の展開をされていました。個人的に、この語彙の表現の違いって日本語話者的な感覚ですよね。おそらく、他の言語ではこうはならない細やかなニュアンス。個人的には「エンタメ」はすぐにわかる大衆・消費向け、「entertainment」はもう少し違って楽しませることが重要というような振り分け方が興味深かったな……
そこから、ご自身の「ビデオアート」について話を展開。
元々、ビデオアートを始めた切っ掛けの作品を投影して、「消費」と「自己問答」の話に。「エンタメ」における消費とは「すぐに理解して消化」するというのに対して、「アート」とは「問いを起動する」という話をされていました。自己問答って言うのは私が意訳した話ですけれど……対義としておくならこうかな~という語彙選び。このくだりはどちらかというと映像アーカイブがほしい! なかなか面白い話をされていたので……自己表現から大衆に伝わるところまでのレイヤー分けとか……良かった。
トークセッション
「今回のためにブレーザーを拝見したのですが」ということで、山本さんからの質疑が結構なボリュームがあったなぁ……と。モデレーターさんの出番……ほぼなかったな……?
とは言え。現代アートに区分される方らしい視点での切り口は、やはりこのような企画に来た醍醐味!
ブレーザー第二話の20秒程度で出番が終わる漁師のシーンをかなり深掘りされていたなぁと思う次第でした。このくだりでブレーザーが「小学校高学年まで楽しめるもの」として企画されていることを聞いた覚え。そうなんだ(そうなんだ)。普段は最高4-5歳って、そうなんだ(そうなんだ)。
現代アートは常に問い掛けの作品ではあるけれども、監督もここ最近は「種を植える」ことを意識した制作をされているというのがかなり印象的な言葉だったかな。
特に特撮をよく見ている我々は人々がパニックになっている映像をよく見ており、その時に主人公たちがとる行動というのは、「私たちが本当に災害にあった時」に役に立つはずだというお話。我々は、ああいった作品を見る事によって「災害への心の準備をしているのでは」というのは「なるほどぉ」になったし、ブレーザーの最終回への展開は明確に「戦争」についての思想部分と言う話もありましたね。こういったところから「種を植える」ことで未来に続ける。子ども向け番組って、大変だよな……やる事が多い。
質疑応答
時間が実に押していたらしい。まあ、そうだろうな……構成として少しだれを感じてたから……(笑)
振興財団から必ずしてほしいというのが「マジョリティ」「マイノリティ」それぞれの制作について
……だったんですが、なんと山本さんの自己紹介からのトークセッションで質問についての回答をほぼしていたという!
山本さんがかなり真面目にテーマについて考えてきたんだな……というのが分かるものでしたね。
プラスして、三人程質疑応答を。
・「ウケを狙うエンタメ」と「何をやってもいいアート」
「ウケる」ということは「枠に収まる」ことにもつながるが、そこから外れること。
「何をやってもいい」とはいえ「核」は必要であり、その決め方。
そう言った趣旨の質問で、山本さんは「そもそもなぜアートを続けているのか」というスタートから、「展覧会はしたい」「人には見られたい」「人と繋がりたい」であるのであれば、ある程度のエンタメが必要になってくるというお話を。
そこに対比して、田口監督は「枠が既に決まっている」「どのように毒を盛るかだけ考える」と言った話をされていました。
・バズを目指さないのか
これは山本さんへの質問。
休日アーティストではなく、会社を辞めないのか。と言った様な質問。
これはかなり素直な話だったな……「(制作の過程を)体験したい」という欲望が強いという話。「売れるとは思わなくて、だから続けられる」と言う話。とは言え、内内でのウケは狙う、と言った話。
さらっとモデレーターさんからの「団体に所属して作品も購入されている」というのはさらりとしたフォローだったなぁ。
・特撮ロケ地について
これは田口監督への質問。
「空が抜けること」「爆破できること」以上!!!
オマケで、以前ロケしていたら天気が良くて府中競馬場からナパームの黒煙が観測されてSNSに書かれたという話をしていましたネ。
と言う感じの盛りだくさんの1時間45分くらいだったかも!(本当は1時間30分のプログラム)
楽しかった~~~。行ってよかったなと思いました!
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