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住んでいる世界の話

さすがに先週には書こうと思っていながら、書けていなかった……
来月こそ中旬までに書きたい。毎月言ってるな。

前書き

今回はそもそも「いつかはどこかに書いておきたい」と思っていた話です。
「世界の断絶」の話。
「これは絶対にどこかで書きたいんだけど、内容がなぁ……」と思っていた中、昨年「やはり書かなくてはいけない、今の内に」と思った話です。

しかし、そうしている間にトランプ関税来ちゃったんだよな。やはりもう2カ月は前に書くべきだった内容だと今は思っている。


切っ掛け

最終的に「(今回のテーマについて)書かないと、ちゃんと」と思った瞬間の話。

大統領選挙が終わった頃に出た記事について言及したポストは「10年くらい薄っすらと思っていたことがこうやって表出してきたな」というのが素直な感想だった。
同時に「思ってたこと書いておかないと後出しになっちゃう」とも思った。
これがこの月イチコラムの原点です。それは1月か2月に書くべきでは? 今、4月だが……終わるが?

元記事「在米増田、トランプが勝った理由がよく分かる」

※自分はどちらも応援していない

「なんでトランプが勝ったの?」と思っている人も

「トランプってそんなに人気があるんだなあ」と思ってる人もたくさんいそうなので

現地の感覚で思った事を書いてみる。

結論から言うと、「トランプが勝ったというかハリスが負けた」という感じ。

日本で自民憎しの人が別に立憲応援してないけど立憲に入れたみたいな感じ。

もちろん熱狂的なトランプファンもいるだろうが、↑みたいな人は今回多かった。

【アメリカ人は普通に苦しんでいる】

アメリカに対してキラキライメージを抱く人も多いだろうけど、一部のキラキラ地区とキラキラ職業を除いてアメリカはほぼ地獄みたいな感じになっている。

よく「日本人がアメリカ旅行に来ても高すぎて何も買えない」みたいなのが流れてくるが

アメリカ人は豊かに暮らしているのかと言われれば全くそんなことはない。

毎日毎日物価の高さにやられるし仕事もきついし治安も悪い。

何よりその現状を打破する方法が分からないし無いのでフラストレーションが溜まりまくり。

マジで信じられないだろうが、アメリカ人には「インフレ」という言葉を知らない人もいるし、意味を説明しても理解できない人も少なくない。

そして何もかも今の政治が悪いと思いこむ。

「生活が苦しいのは今の政権のせい。とりあえず政権変えたろ」という感じでトランプに入れる。

ぶっちゃけむしろトランプの政策だとインフレ再燃する確率が高いんだけど、そうなった時どうなるか知りたい。

【リベラルが死ぬほど嫌われている】

上記の通りアメリカ人は普通に暮らしに苦しんでいる人が多い。

そんな中で「LGBTQの権利を!」「女性にもっと(過剰な)権利を」「移民歓迎」とか言われたらぶっ殺したくなるのは想像できるだろう。

人権なんてどうでもいい。だって今生きてる自分が辛くて大切にされてないのだから人権どうこうは説得力がないのである。

トランス男がどこのトイレに入るとか心底どうでもいいのである。食材が高いほうが100倍問題だ。

そんな感じでリベラルにうんざりしている人はとても多い。

トランプは女性軽視的な発言やリベラルをバカにした発言も多いので聴いててスカッとするのだろう。

【自分が傷ついてもいいから他人に堕ちてほしい】

ハリスの「セレブに協力してもらう」作戦は悪手中の悪手だったと思う。

「セレブ」というのはもはや憧れの存在ではなく、富を手にする敵である。

「セレブ死ねや!金に困ってない奴に政治のことが分かるか!ハリス落選させて恥かかせてやらあ!」という人はけっこう多かった。

「そんな理由で投票する人はいない。アメリカ人バカにするな嘘松乙」と言われそう。でもマジです。

たとえトランプが勝って自分がさらに貧しくなろうが関係ないのである。一緒に堕ちてほしいのだ。

【ハリスがシンプルにゴミすぎた】

本当に弁護士なのか疑うレベルでバカみたいな言動が多く、シンプルに嫌われていた。

なんであんなのを候補にしたのか理解できない。


自分の周りでは「トランプになるなんて…」「ほかの国に移住したい」という声もたくさんあった。

その人たちには立派な職があり、「移住できるような」状態にある人が多い。

これはトランプに投票した人は貧乏、ハリスに投票した人は生活に余裕がある人と言いたいわけではない。むしろ「トランプに投票した貧乏人」みたいな煽りは軽蔑している。

自分は、アメリカはきれいごとを言っている場合ではない状況になった、ということだと思う。

要するに豊かな国ではなくなった。

正直、この国がどうなっていくか楽しみである。分断がやばすぎる。北斗の拳の世界になるんじゃないだろうか。

アメリカの治安がさらに悪くなる気しかしない。

これは個人的になんだけど、民主党はわざと負けたのではとわりと真面目に思ってる。

今の悪性のインフレはすぐに止められるものではないし、第二波はとてつもないものになると思う。それをトランプに押し付けようとしたのではないかと。

そうなるとアホのアメリカ人はトランプカスじゃねーか、となり次は民主党に入れる。それを狙ってる気がする。

あと日本も同じようなこと起こりそうだよね。人権とか言ってる人が嘲笑われて昭和に逆戻りしていきそうな予感。

(追記)

書き忘れたけど、じゃあ今辛い境遇にある人は楽になるのかと言われたらならないと思うよ。

日本でもそうだけど、アメリカでは特に一部の天才とその周辺の努力家が国をなんとか成り立たせている。

いくら偉そうでも良い暮らしをしてムカつく、と言っても、血の滲むような努力をしているから富裕層は富裕層なわけで。税金も大量に払って福祉を潤わせてくれてるわけで。

そんな人たちが庶民に「富裕層fuck」と言われて「自分たちは間違っていた…」なんて思うかな?

そんなわけない。「足引っ張るだけの貧乏人が文句まで言うとか死ねや」と思う。

実際自分の周りの余裕のある人たちは寄付をやめたりしている。「本当に助けなきゃいけない人たちは助けたい姿をしていない」を実感している。

日本でもその流れは来ると思うから覚悟しておいた方がいいと思うよ。

日本でもアメリカでも富裕層が貧乏人に「君の味方だよ」と言うなんて目的は一つしかない。奴隷として使いたいだけ。

転記元:「在米増田、トランプが勝った理由がよく分かる」2025年4月30日22:22 (JST)閲覧

Webって、いつなくなるか分からないので……何かあればこれをすぐ削除します。


本文

本記事の元タイトルは「断絶の話」でした。
ちょっと言葉キツイな……記事一覧に出た時に……と思って、今の「住んでいる世界の話」になりました。意味するところは大体一緒だ。

前段落で「10年くらい薄っすらと思っていた」と書きましたが、最初に「住む世界が違う人っているんだな」と思ったのは2014年1月にチラっと見たとある脱走のニュースでした。

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www.zakzak.co.jp

要約すると「神奈川県にて、強盗致傷などの罪に問われた男が勾留手続きを終える前に脱走、友人の手を借りて47時間後に再逮捕」されたって話です。
捕まるような人間が逃げる手助けをする人間が世の中には存在するの……?と心の底から思ったニュースだったんですよね。これが切っ掛けで、割と世界への期待値を下げるようにはなった。ずっときれいな場所で暮らしていたから、本当に驚いて…………

この記事を書くのが遅くなった理由、一応ちゃんとあって……
長年、この事件を引き合いに出して「住む世界が違う人間は確実に”いる”」と言う話をしていたんですが、知ってるっていう人に巡り合えてなくて「私の記憶がおかしいのかな?」と思っていたんですよね。今回根性で出してきました。良かった、実在してた……実在するな~~~!!!

という訳で、割と箱に入った育ちをしていた私の価値観を揺るがしたこの話。
この時から「そっか~、世界って広いんだ……そりゃ、私だって出来る限り話したくない相手もいるか~」と思った次第(この話は一部には話している話なので「あの話か~」と思っておいて欲しい)。

そんな気持ちを抱えながら時が経ち。

コロナウイルスが社会に与えた最も大きな影響は、見えづらかった社会の分断を可視化したことではないでしょうか。 ステイホームできない、明日を生きるのすら精一杯な人。…
note.com

世界の分断を考えていたところに、5年前に様々な人がリツイートしたこの記事は本当に印象的だった。
同時に「こんなにがんばれて、ここまで来て、こんな風に訴えられるのか」と思い、実はたま~に観測できるようにしている。折れてしまうことを、一番心配していたので……折れずに今もやっていることから、きっとこれからも大丈夫なのではなかろうか、と思っている次第。

住む世界が違う人間は確実にいる。
そんな中、私は本当に恵まれている側だという認識がある。これを恵まれている側と言わなかったら逆に失礼なので……でも、それを伸ばすことはして来なかったのをほんの少しだけ後悔している。いや、まあ、いま書きながら思い起こすと「伸ばす努力をする余力なんてなかった」なんですが……伸ばしていたら、多分いつぞやかにバズらせてもらった記事1を切っ掛けに露出が多くなっていた事でしょう。
大勢に好かれる土台を築く前に引きこもる土台が出来てしまったし、なんやかんやで懐に入れる入れないの基準がシビアで、お世辞なんて一言だって言わない。そんな霜川のことを好きだと言ってくれる人って稀有でありがたい存在だな~と思っています。人間関係とは基本は「好意の物々交換」なのに、私はこんなにも心が狭いんだ、って良く思います。この辺も含めて、恵まれているなって思います。本当にいつもありがとう。何も返せない愚か者ですまない。

11年前の事件、5年前の記事、昨年11月の話、これらを通じて私の中で「世界ってこれからどうなっていくのかな」と緩やかな諦めの気持ちを抱いている。
と言うのが今回の締めだったりする。
己に出来るのは「現状を何とか維持する」くらい。それだって、割と必死。必死なんだよね。本当にこれから50年ないしはそれ以上、どうやってこの世俗を生きて行こうかな~! 結構真剣に悩んでいます。

  1. その昔(10年前くらい)、Twitterスパムアプリを何とかするための「アプリケーション連係解除」について可能な限り平易に書いた記事をWeb上に掲載したことがある。
    その記事をアルファツイッタラーな方にご紹介いただいて3000PVとか貰いましたね。そう言う事も出来るんですよ、私。本気出したら。面倒くさいけど。該当記事は現在非公開です。 ↩︎

後書き

今回、実はどういう話運びをするか、仕事が暇すぎる時に手帳でまとめていたんですがどうですかね。結局締め方がヘタクソだなって気持ちがめちゃありますが。

まあ、とにかく。今年一番書きたかった話が書けて凄い嬉しいです。良かったです。もっと時間がある時に書きな……とは思いますが。


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